大阪・関西万博において、ハンガリー館はこの一週間特別な輝きを放ちました。
来場者に深い感動を届けるとともに、日本の皇族をお迎えするという大きな名誉にも恵まれ外交・文化の両面で忘れがたい時間となりました。

高円宮妃久子さまには、日本の皇室を代表してハンガリー館をご訪問いただきました。政府代表クリシュト・アコシュ氏のご案内のもと、館内をご覧いただいた後、ハンガリーの豊かな文化を体感できる没入型の音楽パフォーマンスにもご出席くださいました。このご訪問は、ハンガリー館にとって大きな喜びであり、両国の友好関係をいっそう深める大切な機会となりました。

また、岸田文雄前内閣総理大臣にもご来館いただき、展示や生演奏の体験に深い関心を寄せられました。

文化イベントも連日盛況で、ハンガリーの魅力をさまざまな形で発信しました。
Győrバレエ団による『ロマンス』は、現代バレエとハンガリー民謡を融合させたヴェレケイ・ラースロー氏振付による作品。コダーイ・ゾルターンの旋律にのせて、愛の力と儚さ、人の心の奥深さを描き出し満席の観客から大きな拍手が送られました。

さらに、今週の特別ゲストとして、史上最高の女性チェスプレイヤー、ポルガール・ユディットさんが登場。日本チェス連盟や各国パビリオン代表者など16人を相手に同時対局を行い、全勝を収めた後、ウーマンズ パビリオンでは自身の人生や女性としてのチャレンジ、AI時代の新たな挑戦について語る感動的なトークも行われ来場者を魅了しました。
このように、ハンガリー館は今週も文化・外交両面で大きな注目を集め、ハンガリーの誇る伝統と創造力を世界に向けて力強く発信しました。
皇族のご訪問、国際的なパフォーマンス、数々のイベントでの満員御礼はハンガリーが持つ価値や才能が、国際社会との対話をいかに豊かにできるかを物語っています。
こうした出会いや交流は、未来へのつながりを生み出し、ハンガリーの国際的な存在感を高めるという私たちの万博参加の大きな目的を力強く後押ししています。